ニューストレードとは
ニューストレードとは、予定された経済指標の発表や政策発表の前後に、ポジションを持つ、保有する、または管理することです。数値発表直後の最初の急な値動きを狙うトレーダーもいれば、その後のトレンドに乗るトレーダーもいます。多くのトレーダーは、すでに保有しているポジションを守ることに専念します。
ニュースの違いはスピードにあります。何時間もゆっくり動いていた価格が、数値が市場の予想を裏切ると、数秒で1日分の値幅を動くことがあります。
プロップファームのニューストレードのルール
プロップファームは、ニュース前後の取引について独自のルールを定めており、評価段階とその後のステージでルールが異なる場合があります。指標発表の前に、ご自身が今いるステージのルールを確認してください。Pivexでは、チャレンジ中はニューストレードが可能で、Pivexトレーダーステージでは、後述のとおり重要度の高い指標発表の前後5分間は取引の新規・決済が行えません。
市場を動かす指標
経済指標カレンダーでは、イベントが予想される影響度でランク付けされています。重要度が高いとされる指標は、金利や成長の見通しを変えることが最も多く、それに伴って通貨、株価指数、金の価格も動かします。
| 指標 | 測定する内容 | 反応しやすい市場 |
|---|---|---|
| 消費者物価指数(CPI) | インフレ率。総合指数と、食品とエネルギーを除いたコア指数 | その国の通貨、株価指数、金 |
| 米国の非農業部門雇用者数(NFP)などの雇用統計 | 雇用者数の増減、失業率、賃金の伸び | 米ドルを含む通貨ペア、NAS100とSPX500、金 |
| 中央銀行の政策金利発表 | 政策金利と、その後の声明および記者会見 | まずその中央銀行の通貨、次に株価指数と金 |
| 国内総生産(GDP) | 経済の成長率。通常は四半期ごと | その国の通貨と株価指数 |
| 小売売上高と企業景況感調査 | 個人消費と企業活動 | その国の通貨。値動きは小さめなことが多い |
値動きの大きさは、数値そのものよりも予想からどれだけ離れたかで決まります。予想どおりの雇用統計ではほとんど動かないこともあれば、インフレ率のわずかなサプライズで米ドル、金、ナスダック100が同時に動くこともあります。中央銀行の発表日には、政策決定時と記者会見中の2回、値動きが起きることがよくあります。
指標発表前後の価格の動き
重要度の高い指標発表の前後数分間は、よく見られるパターンをたどる傾向があります。このパターンから方向性はわかりませんが、注文がどのような状況に直面しうるかがわかります。
- 発表前は、多くの市場参加者が様子見に回って数値を待つため、流動性が薄くなります。
- スプレッドが広がり、通常の数倍になることもあり、流動性が戻るまで広いままです。スプレッドは銘柄によって異なり、プラットフォームに表示されます。
- 価格が飛ぶことがあります。間の価格で取引されないまま、ある水準から次の水準へ一気に動きます。
- スリッページが大きくなります。ほとんどのプラットフォームでは、損切りは発動すると成行注文になり、次に利用できる価格で約定するため、設定した水準を大きく超えることがあります。
- 最初の値動きは反転することがよくあります。市場が詳細を読み込むにつれ、一方向への急騰や急落が数分で打ち消されることがあります。
プロップファームで雇用統計を取引する
米国の非農業部門雇用者数(NFP)は、カレンダーの中で最も注目される指標の1つです。毎月、通常は第1金曜日のニューヨーク株式市場の取引開始前に発表されます。雇用者数の増減、失業率、平均時給が1回の発表にまとめられています。
複数の数値が同時に発表されるため、最初の反応が一方向に振れた後、トレーダーが残りの数値を読み込むにつれて反転することがあります。EUR/USD、USD/JPY、金(XAU/USD)、NAS100とSPX500の株価指数CFDはいずれも反応しやすいため、複数の銘柄で取引すると、合計で米ドルに対する1つの大きなポジションになることがあります。
プロップファームで雇用統計を取引する場合、もう1つの条件が加わります。結果が口座の損失限度内に収まらなければなりません。1回の速い値動きで4%の日次損失限度の大部分を使ってしまうこともあるため、まずサイズを決めることが大切です。
4%と6%の限度に合わせたポジションサイズ
Pivexチャレンジ口座の日次損失限度は4%で毎取引日00:00 UTCに更新され、最大損失は初期残高の6%で固定型です。口座がどちらかの限度を超えると、保有中の取引は自動的に決済され、その口座はチャレンジの対象外になります。
値動きの速い相場では、価格が飛ぶと損切りが設定水準から数pips離れて約定することがあります。予想する損失だけでなく、そうなった場合に被りうる損失を前提にサイズを計画してください。
| シナリオ | 損失pips | 損失額 | 日次限度$4,000に占める割合 |
|---|---|---|---|
| 2.5ロット、損切りが計画どおり約定 | 20 | $500 | 12.5% |
| 2.5ロット、スリッページ5pips | 25 | $625 | 約16% |
| 2.5ロット、スリッページ15pips | 35 | $875 | 約22% |
| 5ロット、スリッページ15pips | 35 | $1,750 | 約44% |
サイズを2倍にすると、許容範囲だったずれが、その日の許容損失の半分近くになります。同じ口座の最大損失6%は$6,000なので、最後の行のような負けが数回続けば、口座は下限に近づきます。