日次損失限度とは
日次損失限度は、1取引日に口座が失える金額の上限です。プロップファームは、1回の悪いセッションで取り返しのつかない損害が出ないようにこの限度を設けており、トレーダーの間では日次ドローダウンとも呼ばれます。口座全体で失える総額の上限である最大損失と組み合わせて機能します。
日次限度の測り方はファームによって異なり、たとえばその日の開始時点の残高を基準にする場合と、有効証拠金を基準にする場合があります。考え方はどこでも同じで、限度は毎取引日更新され、超えるとその口座での挑戦は終わります。
Pivex口座の限度
Pivex口座の日次損失限度は4%で、毎取引日00:00 UTCに更新されます。最大損失は初期残高の6%で固定型のため、口座が増えても動きません。口座が損失限度を超えると、保有中の取引は自動的に決済され、その口座はチャレンジの対象外になります。新しい口座で再スタートでき、メンバーシップなら再度支払う代わりに保存済みのクレジットを有効化できます。
トレーダーが日次限度に達する理由
計画どおりの1回の取引で日次限度に達する口座はほとんどありません。たいていは、その時点ではどれももっともらしく見えた判断の積み重ねが原因です。
- リベンジトレード:損失を取り戻そうと、損失直後に新しいポジションを持つ。
- 損失後にサイズを上げ、次の損切りが前回より大きくなる。
- 相場が反転しそうに見えるからと、損切りを動かしたり外したりする。
- 米国の指標発表日のEUR/USD、金、NAS100のように、同じ要因に反応する複数の取引を同時に持つ。
- 重要度の高い指標発表を通常サイズのまま迎え、損切りから大きく離れた価格で約定する。
どれも、その日の損失を計画以上の速さで膨らませます。そんな日にこそ、日次損失保護が作動します。
日次損失保護の仕組み
日次損失保護は、すべてのPivexメンバーシップ口座に含まれています。4%の日次損失限度より手前の3%にラインを引き、口座がそこに達すると作動します。
- 1その日の損失が3%に到達1回の取引か複数の取引かを問わず、口座が1取引日で3%の損失を出します。
- 2保有ポジションが決済されるその口座の保有ポジションはすべて、その時点で利用できる価格で自動的に決済されます。
- 3口座が一時停止中と表示されるその口座での取引が一時停止し、ダッシュボードに一時停止中と表示されます。
- 4ダッシュボードで現状を確認本日の損失と許容される日次損失限度が並んで表示され、取引再開までのカウントダウンも確認できます。
- 5取引の再開カウントダウンが終わると、通常のルールでその口座での取引を再開できます。
$100K口座での具体例
$100Kのメンバーシップ口座で各水準がどう並ぶかを、初期残高を基準にした金額で示します。ダッシュボードには常にリアルタイムの限度が表示されます。
| 水準 | ルール | 初期残高$100Kの場合 | 何が起きるか |
|---|---|---|---|
| 日次損失保護 | 1取引日で3%の損失 | $3,000 | 保有ポジションが決済され、取引が一時停止(1口座につき1回) |
| 日次損失限度 | 4%、毎取引日00:00 UTCに更新 | $4,000 | 保有中の取引が決済され、口座はチャレンジの対象外に |
| 最大損失 | 初期残高の6%、固定型 | $6,000 | 保有中の取引が決済され、口座はチャレンジの対象外に |
| 利益目標 | 10% | $10,000 | 到達したらすべての取引を決済 |
1回のセッションで3つの取引が逆行し、その日の損失が$3,000に達したとします。日次損失保護がまだ保有中のポジションを決済し、口座を一時停止します。この機能がなければ、同じ日に損失が$4,000の日次限度まで膨らみ、その口座のチャレンジが終わる可能性があります。
この口座では、一時停止と日次限度の間に$1,000の余裕があります。ポジションはその時点で利用できる価格で決済されるため、特に値動きの速い相場では、その日の最終的な損失がちょうど$3,000にならない場合があります。
| 口座サイズ | 日次損失保護(3%) | 日次損失限度(4%) | 最大損失(6%) |
|---|---|---|---|
| $10K | $300 | $400 | $600 |
| $25K | $750 | $1,000 | $1,500 |
| $50K | $1,500 | $2,000 | $3,000 |
| $100K | $3,000 | $4,000 | $6,000 |